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心療内科

ストレス

ストレスのイメージ

ある出来事がストレスになるかどうかは、その人の自我の状態(知覚・思考・行動の総体)との「かね合い」によります。
同じストレスでも、ある人にとってはうつの原因になり、ある人にとっては成長のバネになります。うつの場合、その環境のなかで、自我が適正に機能せず、内的・外的世界に対して破綻をきたしたと言えます。この状態が長くつづくと、心身症・うつ病・神経症・パニックなど明らかな病的症状を呈します。
境界を越えて病気になってしまってからの回復はけっして順調に行くものではありません。時間もかかります。当クリニックでは、ストレスがまだ未病の段階にあるうちに対応し調和的世界にもどる手段を患者さんと共に考える外来を設けています。心理テスト、交流分析等、そしてなによりもお話を聞くことを通して考えていきます。

うつ病

うつ病・パニック障害・不安障害・摂食障害のイメージ

うつ病患者の増加は社会生活、個人生活のさまざまな局面で障害を招き、病期がながいことから患者本人とともに周囲にまで影響をおよぼす大きな問題となっています。うつ病の生涯有病率は6.2%、うつ病経験者は約16人に1人に達し、非常に頻度の高い病気です。現代では、もはや特殊な病気ではありません。近年従来の三環系薬剤に加え、SSRI、SNRI、NaSSAなどの新規作用機序を有する抗うつ薬が導入され、治療の方法も進化しました。その副作用の低さにより薬物治療の選択肢がひろがっています。何よりも早期発見、早期治療が大切です。

元気が出ない、いつも気分が暗い、テレビが面白くない、趣味をやるより寝ていたい、人と付き合うと非常に疲れる、会話・会議がよく理解できない、物忘れがひどい、すぐ涙を流してしまう、などの症状が1ヶ月以上続くようなら、うつ状態にあると考えてください。医療的な介入が必要です。ご自分の努力だけで解決しようとするのは危険です。たとえば骨を折ったら自分だけで治そうとしますか、しないでしょう。うつ病はこころの風邪のようなイメージの単純なものではなく、脳の病気であり、さらに言えば脳細胞の病気であり、だから医療が必要なのです。うつ病患者の30%は難治性となり、治りにくくなります。早期発見、早期治療です。


パニック障害

うつ病・パニック障害・不安障害・摂食障害のイメージ

予期し得ない、繰り返しおこるパニック発作からなる病像です。少なくとも1ヶ月間ふたたびパニック発作におそわれること、発作の結果おこるかもしれない事態(自動車事故、死、外傷など)につよい恐れを抱きます。発作がプラットホーム上・満員電車の中・雑踏の中・自動車の渋滞中等でおこるのではないかという不安と心配に駆られます(予期不安)。次第に、発作がおこりえる状況を回避するようになり、日常生活、社会生活がいちじるしく制限されることになります。

一般人口の3.5%に見られ、女性は男性の2倍の発症率です。1/3は緩解しますが、45%は緩解せず慢性の経過をとります。残りの1/4は生涯にわたって緩解と再発をくりかえす経過をとります。

けっして治癒するのが容易な疾患ではありません。恐怖は人間にとって根源的な感情であり、したがって厳格に制御されねばならぬものです。この調整がうまく行われないためにこのような症状が発生すると考えられます。発作の繰り返しを放置することは、この異常を強化することになります。一刻もはやく医学的介入を行うべきです。

不安障害

うつ病・パニック障害・不安障害・摂食障害のイメージ

日常生活のレベルをこえた不安、心配につねに捕らわれた状態です。日常のほとんどで度のすぎた不安と心配を感じ、それをコントロールすることが出来ません。そのため強い苦悶をもたらし、社会生活上うまく働くことができなくなります。多くの場合、胃腸の不調や倦怠感などの身体症状を訴え、自分の健康状態をつねに心配しています。そのため何回も臨床検査をうけ、安心を得ようとします。したがって心療内科、精神科より内科を受診することが多くなります。

摂食障害

うつ病・パニック障害・不安障害・摂食障害のイメージ

拒食症
肥満への強烈な恐れと障害されたボディーイメージが基礎となり形成されます。12歳から30歳の女性に多く見られます。過度の養失調により衰弱した状態にまでいたり、拒食症患者の死亡率は10%近くになります。うつ病の合併は50%以上になります。

過食症
明確な病因は不明ですが、ストレスの解消のため、あるいは拒食症の反動として起こることが多いようです。過食症患者は、むちゃ食いをしている間、過食がやめられないという恐怖におそわれます。

心身相関現象

心身相関現象のイメージ

病は気からというように、心と体は密接に関係しています。一方の変調はかならず他方に影響し、悪循環を形成していきます。体の変化は不可逆的なところまで進み、それがさらに心の状態を悪くします。この悪循環から脱するには、心の問題には心身医学からの対応、身体の問題には内科的治療が必要です。心身の両面から対応できるのが心療内科です。代表的疾患は以下のようなものがあります。

血管 胃腸 体質
高血圧 胃十二指腸潰瘍 肥満
狭心症・心筋梗塞 過敏性腸症候群
(下痢・便秘・膨満)
摂食障害
心臓神経症(動悸) 心因性嘔吐 糖尿病

慢性胃炎

潰瘍性大腸炎
呼吸器 皮膚 神経
気管支喘息 アトピー性皮膚炎 頭痛
過換気症候群 蕁麻疹・湿疹 斜頚・書痙
慢性閉塞性肺疾患
(COPD)
全身掻痒症 自律神経失調症

円形脱毛症 慢性疼痛


神経性頻尿
女性特有 関節
月経困難症 慢性関節リウマチ
月経不順
更年期障害

内科

内科のイメージ

内科は科目を問わず、医学の基本となるものです。心療内科もそもそも内科から派生したものです。また、精神疾患はほとんど例外なく内科的疾患を合併しています。「心」の問題ばかり集中して「体」の問題におろそかでは全人的医療は実現しません。うつ病と診断されても実際は甲状腺機能低下症であることがよくあり、カウンセリング・抗うつ薬だけでは的はずれになります。この場合、内分泌学の知識が必要です。内科的治療も併行して行っていきます。 当クリニックでは一般の身体疾患には、内科として迅速に対応していきます。

心電図 ホルター心電図 動脈硬化測定 骨粗鬆症検査 肺機能検査  ピロリ菌検査(胃十二指腸潰瘍) 超音波検査(腹部)  負荷心電図

などを常時実施しております。