つのおブログ

2016.05.19更新

今年のスギ花粉の飛散が終了したためスギ花粉舌下療法開始が可能になりました。
舌下免疫療法がスギ花粉症の根本治療です。

1日1回、舌下にスギ花粉(シダトレン)をたらし、2分間保持した後に飲み込みます。
2週間は徐々に増量し、その後は維持量を継続します。

初回時は、医師の立会いのもと副作用がないことを確認します。 
(副作用を点検します)


ダニ舌下療法(ミティキュア)は、いつでも開始可能です。
スギ舌下療法との併用も可能です。

副作用
口内の浮腫、かゆみ、不快感
ノドの違和感、刺激感
アナフィラキシー: 30分以内で蕁麻疹、息苦しさ、腹痛・嘔吐などの症状が出ることがあります。

投稿者: つのおクリニック

2016.05.09更新

双極性障害
40歳 女性
2度の離婚に傷つき、9年前にうつ病を発症。
うつ状態で動けない状態がつづいていたそうです。

精神科に通院し薬物療法をおこなっていますが、明らかな改善はみられていません。
当院初診時SDS 53で、DMⅤから二相性を有すると診断されました。

20回TMS終了時、SDS 41となり著明に改善されましたが
ご本人としては更なる体感を希望され、さらに10回TMSを追加されました。
この時点でSDS 33となり問題なしと判断し、治療終了としました。

お元気になり、新たなお見合いにチャレンジされています。
お仕事は当分の間しないことにしました。

投稿者: つのおクリニック

2016.05.06更新

われわれが中学高校で習い、かつては否定されたラマルクの「獲得形質は遺伝する」という学説が息を吹き返しそうです。
獲得形質とは、遺伝に拠らず、その人が生まれてから生活上で身に着いた特質、技能のことです。
運動選手とか、そろばん塾に行っていて計算が早いとか。


鍛冶屋の息子は、やはり鍛冶屋に向いているのでしょうか。

Diasらは、特定の匂い物質に条件化された恐怖反応が
子ども世代(F1)のみならず、孫世代(F2)にも引き継がれることを示しました。
 
Yehudaらは、ホロコースト体験者でPTDS罹患者の次世代者間では、PTSDリスクが増大し、これがグルココルチコイド受容体関連遺伝子のDNAメチル化(CH3-残基の付加)と関係していることを示しました。

その人自身は被虐待などの幼児体験を経なくても、病的状態が発現することがおこりえることになります。
これとは逆に、親の優れた、後天的な獲得形質が受け継がれていく可能性も当然あります。
われわれは、このような蓋然性も考慮しながら対応していく必要があります。

DiasBG, ResslerKJ: Parental olfactory experience influences behavior and neural structure
In subsequent generations. Nat Neurosci 17: 89-96: 2014

YehudaR et al.: Holocaust exposure induced intergenerational effects on FKBP5 methylation.
Biol Psychiatry 2015 Aug: [e-pub]

投稿者: つのおクリニック

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