つのおブログ

2016.04.25更新

「あの人が会社に来なくなった」
「まさか私がうつに」
という状況はときどき経験するものです。

会社で昇進したときとか、大きな地震の恐怖にさらされた時とかに起こります。

その人の遺伝子は一生を通じて変わるものではないのに、元気な人にどうしてこのようなことが起こるのでしょうか。

それは、その人のストレス耐性のつよさに関係してきます

それでは、ストレス耐性の分子的な基礎は何でしょうか。

うつ病の場合、脳由来神経栄養因子BDNFであると考えられています。

海馬で充分量のBDNFが発現していれば脳細胞は護られ、不十分であれば、細胞死に至ります。

細胞核内(10μm)で糸状のDNA(2mになります)は、構造蛋白質のヒストンに巻き付いて安定したクロマチン構造をつくっており、そこで遺伝子の転写・発現がおこなわれます。
BDNF遺伝子のところのヒストンが高度にアセチル化(CH3COO-残基の付加)されると、BDNF遺伝子の転写が亢進しBDNF産生がふえ、脳細胞が保護されることになります。

この様に化学修飾により遺伝子転写が調整されることを、エピジェネティックスといいます。

慢性的な社会的敗北状態では、エピジェネティックスを介した海馬でのBDNF減少がみられ、抗うつ薬イミプラミン投与によりBDNF発現が回復することが知られています。

これが、抗うつ薬の主作用であり、効果の時間経過とよく一致します。

おそらく、磁気刺激治療もBDNF発現を介するものであり、ただ効果発現の時間経過が非常に早く、薬物治療より確実であり、副作用少なくはるかに安全です

投稿者: つのおクリニック

2016.04.22更新

個人の遺伝子構成は一生を通じて変わることはありませんが
一つの遺伝子が発現されるか、されないかは、いろいろに修飾され調節されています。

それは、DNAを取り巻いているヒストンのアセチル化、DNAのメチル化などを通して行われます。
この後天的な現象を、エピジェネティックスと云います。

たとえば、デパケン(バルプロ酸)は、ヒストン脱アセチル化酵素を阻害し遺伝子発現をかえてその効果をおこすと考えられています。
すなわち、デパケンはエピジェネティックスを変化させることで気分安定効果を起こしていることになります。

投稿者: つのおクリニック

2016.04.20更新

桜の季節が終わり、陽気が上がってきました。
新緑をめでる人がいる一方で、
この不安定な季節を苦手にされる方がいます。

全身的にだるい
意欲が出ない
吐き気
通勤がつらい、恐い
頭の回転が悪い
仕事に集中できない
夜眠れない
夜眠れない
めまいがする
耳鳴りがする

この様に感じる方は、季節性のうつ状態である可能性があります

本格的なうつ病の前兆である可能性もあります。
とくにストレスと重なっている方は要注意です。
早めの受診をお勧めします。

投稿者: つのおクリニック

2016.04.20更新

漢方の世界では、気、血、水の流れで精神世界を考えます。
火も重要な要素になります。
これらのバランスの乱れが精神状態の乱れにつながっていきます。

それぞれの要素に対応した生薬やエキス剤を処方することで
気持ちの調整をはかっていきます。


よくつかわれエキス剤に
半夏厚朴湯
柴胡加竜骨牡蠣湯
加味帰脾湯
黄連解毒湯
加味逍遙散
人参養栄湯

などがあり、これらは保険適用です。

漢方で進めたい方、西洋薬に不安を持つ方は
まず東洋医学で始められることをお勧めします。

漢方での治療についてはこちら>>


投稿者: つのおクリニック

2016.04.20更新

TMSの応用範囲はどんどん広がっています。
うつ病、躁うつ病ばかりでなく

不安障害
強迫性障害
耳鳴り
線維筋痛症


に適応可能です。

投稿者: つのおクリニック

2016.04.11更新

躁うつ病 難治性うつ状態 ADHD
男性 36歳
仕事のストレスのため3年前から気分変調に気付く。
3週間の休職中に来院されました。
初診時SDS 58で、仕事のストレスがつづくためうつ病の診断のもと
ただちに休息をすすめ、6か月の休職をとりました。改善が見られたので復帰。
しかし仕事のストレスがつづき、2年間の薬物療法では改善が見られないため
TMSの実施を決定。このときのSDS 57で、ほとんど改善が見られていないことが
わかりました。さらに躁状態も併発していること、
ASRS-v1.1  5/6でADHD要素もつよいことがわかりました。
TMS20回出来るだけ連続的に実施。
SDS 46、ASRS-v1.1  2/6になり、著明に改善しました。
SDSは40以下になっていませんが、諸々の事情から
あとは薬物療法と生活改善で治療していくことになりました。

投稿者: つのおクリニック

2016.04.01更新

TMSの研究は日々進んでいます。

適応は拡大され、

統合失調症、陰性症状、幻聴
PTSD
ニコチン依存症
神経障害性疼痛
パーキンソン病
運動麻痺(脳卒中)
耳鳴り
半側空間無視


等に広がっています。

投稿者: つのおクリニック

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