つのおブログ

2016.02.26更新

現在のところ、磁気刺激治療がなぜうつ病に効くのかのメカニズムはよく判っていません

まず磁気変化によって生じる渦電流が介在ニューロン軸索(第二層)を刺激し、興奮した介在ニューロンが二次的に表層の錐体細胞を刺激すると考えられます。
興奮は、連合線維、交連線維、投射線維を伝わって深部に伝搬していき内在性ドーパミンの放出増加、脳由来神経栄養因子BDNFの増加につながります。
このことが、ニューロンの可塑性変化をおこし神経細胞の新生、新しいシナプスの形成、ネットワークの形成につながります。
回路的に錐体細胞の興奮は、線条体・VMPFC領域に伝わりドーパミン放出を促し、BA25領域・扁桃体には抑制性のシグナルが伝わります。
記憶にかかわる海馬は帯状束を介して刺激され、神経新生が起こると考えられています。
うつ状態の改善に伴い、認知機能が回復していくのとよく符合しています。

抗うつ薬は、表層の錐体細胞には到達しにくく従って作用しにくいのに反し、磁気刺激は、表層から出発しダイナミックな脳機能の改善を起こしていきます。

投稿者: つのおクリニック

2016.02.16更新

45才男性、うつ病、長野から毎日通院されました。

6年間抗うつ薬で治療されていましたが、改善の見られなかった方です。

初診時、SDS65点の高点数でしたが

(SDSはうつ状態の自己評価尺度で、40以上をうつ状態と判定します)

週5回連続で合計20回TMSを受けられました。

TMS終了時SDSは32点に減少し、寛解されました。

当初の沈鬱的な表情が、笑顔に変わっていました。



ポイントは、出来るだけ毎日TMS施術を受け

効果が減衰する前に次の効果を上乗せすることです。


間をあけては意味がありません。そうすることで

神経栄養因子の遺伝子発現につながると考えられます。

投稿者: つのおクリニック

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