つのおブログ

2014.11.17更新

アルツハイマーの原因はβアミロイド(毒性タンパク質)の蓄積によるものであると、アメリカの研究によって分かりました。

過去の研究では、βアミロイドのプラーク(血管のコブ)蓄積がアルツハイマー病を引き起こしているという証拠がつかみきれていませんでした。

今回の研究では、「細胞の培養に通常用いられる液体を用いた2次元培養システムであるために、脳内の3次元の環境を再現しきれない」という想定に基づき実験を行いました。

ジェルを用いた3次元型の培養システムを用いて、家族性アルツハイマー病を早期に発症する原因の2つの変異遺伝子をもつヒトの神経幹細胞を培養しました。

6週間の培養期間後、神経幹細胞では通常のβアミロイドとアルツハイマー病に関与する毒性のβアミロイドの両方が増加していました。
また、神経細胞内部を詰まらせて細胞死を引き起こす神経原線維のもつれも見られました。

βアミロイドのプラーク形成に必須であるとされているステップを遮断することによって、神経原線維のもつれが形成されることを阻止することが出来ました
これにより、βアミロイドがアルツハイマー病発病のプロセスを開始する役目を担っていることが確認できました。

さらに研究グループは、グリコーゲン合成酵素キナーゼ3β(GSK3-beta)という酵素を阻害することによって、βアミロイドやアミロイドのプラークが大量に存在していても神経原線維のもつれに存在するTプロテインの生産を阻止できることを発見しました。

A three-dimensional human neural cell culture model of Alzheimer's disease.
(Nature. 2014 Oct 12. doi: 10.1038/nature13800. [Epub ahead of print])
(英語サイトへ飛びます。)http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25307057


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投稿者: つのおクリニック

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